2012/10/09

2013SS

ざっくりみましたが
すげーー!!と思う服が特にありません(お金もありません)。

ドリスのチェック×花柄が素敵ですね。

お金さえあればジバンシーとかサンローランとか着たいです。


ゴルチエお得意のボンデージルックは安定してすきです。

フランスに住んでいると、本当に女体の美(曲線美)にきづかされますし、街並も家具も、あらゆるデザインが官能的なきがします。

2012/10/07

こころ

最近は、電子図書なんぞという手軽な方法で、何処でも本が読めてしまうから便利だ。ブックオフパリ店の存在も大きく、日本に居た頃以上に文学を楽しんでいる(仏語そっちのけで)。

先日、つい懐かしくなって『こころ』を読んだ。

我が高校の国語の授業では、毎回何人かの生徒の感想文を匿名でプリントに印刷し、みんなで読むというコーナーがあった。それぞれ思い思いの感想を書き連ねていた。

国語の先生が、漱石に傾倒しているのもあり、明治天皇や乃木大将の死をはじめ、明治の時代背景についてアツく語っていたような思い出がある。
Kも先生も、やや理不尽な最期なので、解釈の余地が色々あり、そこで生徒に考えさせるのが教育上のポイントなのかな?そうだとしてもテストではきちんと「答え」が用意されており、国語って一体。。と冷めていた。

必ずしも「Kは失恋と裏切りが原因で死にました」などという直接的な動機付けが出来るわけではなく、またそう考えたところでこの小説が面白くなるわけでもなく、まあ結論を言うと面白くはないお話だと思いますし、先生の告白が人間心理を鋭く描き〜云々もどうでもよく、ただあの時思った「先生気持ち悪い」という純粋な気持ちは今も輝いています。

ひたすらに醜い先生を淡々とした文章で描く。なるほど、読みやすい良い文章だが面白くはない!
他人を蹴落としてまで欲しいものなんて何もないので、『人間失格』で描き出されたこころのほうが数万倍強烈だった。これだ!と思った。

この「争うくらいなら放棄したい気持ち」は、本当に手放したくないsomethingにまだ出会ってないとも言えるだろうし、ゆとり世代の日本人に渦巻く省エネ、無欲、草食動物、ナンバーワンよりオンリーワン、とも言えるだろうし、人間性とも言えるだろうし、(恐らく後者)、しかし、悪いコトではないだろう。「今の若者はガッツがないよ、外車も欲しがらないし煙草吸わないし”飲む打つ買う”しないし良くない!」というオッサン世代からの批判も、何が良くないのかサッパリわからない。

しかしそんな省エネエコポイント女史も、『斜陽』の主人公には感服する。
「人間は恋と革命のために生れてきたのだ」
「こいしいひとの子を生み、育てることが、私の道徳革命の完成なのでございます」

もう、コレだけ見たら、全く何を言っているのやらだが、6年も会っていない妻子持ちのんべえ男に、返事のこないまま熱烈な手紙を出し続け、終いには上京し押し掛け、妻子に会ってもめげず、彼女なりの革命を貫き通すその情熱、デカダンス、胸を打たれない筈がない。そして滅びの美学。太宰作品の中でも最高の傑作だ。

そういう、読者をめちゃくちゃに引き込む主人公って、稀有だ。人間が恋と革命のために生まれてきたという発想が微塵もなくとも、読後はそう思えてしまう。あらゆる不道徳に惹かれなくとも、読後は応援したくなる。完全に飲み込まれてしまう。

いつも大抵、退廃生活に溺れるのは男で、しかしそういう男をあえてすきになる女たちが必ずおるミステリー。についても書いてみたいけど大分テーマから離れたのでここまで。


デカダン系モテ男といえばこのひと。
開襟はズルい。

2012/09/14

OBSESSION

いたるところで草間彌生さんとルイヴィトンのコラボを見かけます。

展示会ならともかく、ヴィトンとのコラボなので、目につく頻度が多く、また、本当に気持ち悪くイヤでも印象に残るので、彼女は世界を侵略することに成功していると思いました。

芸術家というよりも、気持ち悪さ研究家という認識でしかなかったのですが、「The Artist's Body」という写真集の中で、60年代NYで過激な前衛活動をする彼女の写真を拝見し、興味を抱きました。

統合失調症が及ぼす幻覚などの諸症状が、大分作品に影響しているようで、また、動画を観ますと、喋り方や挙動が非常に独特でありました(ご高齢のせいでもあるのかもしれません)。吃っている。しかし妙な力強さがあり、独特の空気感に周囲が引き込まれる、そんな印象を受けました。

わたしも引き込まれました。彫刻、絵画、小説等、マルチな表現活動をずっと続けているその生き方はシビレル。というか、それ以外の道では生きていけない位強烈な個性を持って生まれたんだな。
常軌を逸しているヒトは、周囲にも狂気を伝染させますね。

この一年間で様々な美術品を見てきましたが、ただの芸術愛好家になってはいけないと強く思います。

マルセイユから周辺諸島に行く船上にて2ちゃん的な写真が撮れた